高校生コース

 

1.高校生コースの概要

 

1) 高校生には、高校生の教え方と鍛え方があるという確信

 

高校生コースは、中学生コースの単なる延長ではありません。進め方も鍛える部分も、小学生や中学生と全く違います。ほとんどの塾が、少子化対策として、いわば経営のために、高校生をとり始めたという現実がある中で、当塾は20年以上前から、高校生こそが人間性も含めて、鍛えるのに非常に良い時期と考え、コースを設けています。単なる進学のためだけでなく、自分の将来も含めて、自分自身で将来へのレールを敷き、それを実現するために努力するわけです。勉強に対する目的意識も出てくる時期で、非常に教えがいがあるのです。やり方しだいで非常に延びる時期でもあり、この3年間で、成績も人間性もがんばった人と、そうでない人の差が大きく出ます。サポートしてくださる大学の先生とともに、将来的なビジョンも一緒に考えながら、大きな目標を持って、有意義な高校生活を送りましょう。

 

2) 高校生のほとんどが、勉強の消化不良を起こしている。その解消をしよう

 

進学校に行くほど、学校の授業の進み方は速く、予習や課題も大変な量をこなさなければいけません。いつかいつかと思っているうちに、やる事はどんどんたまる一方で、途方にくれてしまいます。進学校に入ったら部活動もほどほどにしておかないと、なかなか両立できる人は少ないし、どんどん勉強にしわ寄せが来ます。中には、何か違う学校以外の方法で、理解する方法があるのではないかと考えてみたり、中学の延長式の教え方の塾に入り直そうとしてみたり、「直球」ではない、いわば「カーブ玉」を探そうとしてしまいます。そうすると、どんどん学校からはなれて行き、見当違いの勉強が始まります。高校で与えられた勉強がいくら大変だと感じても、その勉強を少しでもこなすように努力しましょう。中学の勉強のように少し時間をかけたぐらいでは解けるわけありません。うまく行かない時は非常につらいですし、長いトンネルからいつ抜け出せるのかと思うときもあるかもしれませんが、自分の通う学校の方針から逃げたら終わりです。長い人生の中にはそういう時もあります。そんな時こそ、しっかり地面に足をつけて、「ぶれない」精神力を持ちたいものです。少しでも遅れをとらないように必死についていく努力を、なるべくなら、1年生に入ってはじめから続けていく必要があるのです。このご時世、進学も就職も上位に残っていなければ意味がないのです。

 

3) 学問の道場だと思って来て下さい

 

「勉強は教えてもらうもの」という考えをもっている人は、根本的に気持ちを改めなければなりません。講義を聞いたから内容がわかったとか、問題が解けるようになったと か、高校レベルではそんなたやすい事はありえません。なかには、高校の先生が、丁寧に教えてくれないと嘆きだす人もいますが、それも違います。乗り越えた人にだけわかる、一種の中学生的甘えなのです。ではどうしたらよいか。生活を勉強中心にして、机に向かう時間を少しでも長くする。中には、勉強の仕方がわからないという人もいますが、それは本来1人1人違うものなので、自分で見つけ出さないといけないのです。成績の良い人の勉強方法を真似しても、それはその人の勉強方法であり、自分に合っているとは限りません。つらくとも鉛筆を持ってノートに向かい何時間もかける。時には何回考えても理解できない問題を考え続けてやっとわかった。そんな時間が何回あるかで実力がつくかどうかが決まります。当塾は、受身的に「授業を聞きにくる所」ではなく、能動的に「問題を解きに来る所」だと考えてください。そんな地道な努力を続けられる人は、大学進学も就職もより理想に近い形で時代の潮流に乗ることができています。

 

2.高校生コースの内容

 

自分で学校の勉強をして

質問する


<これが中心>
+

講義


<サブとして>

 

高校生コースは基本的に自分で勉強して質問するコースです。学校の勉強を自分でじっくり取り組むことにより、消化不良を少しずつ解消していきます。講義も少しずつ入れていきますが、あくまでもエッセンスまでとし、学校での不足を補うようにします。だから、高校生コースとして決められた時間以外も、必要に応じて積極的に足を運び、学習室利用を習慣づけてもらいます。それが道場だというゆえんです。自分で勉強する習慣のない人、やるんだという決意のない人は、続いていきませんので、苦しくても少しでも多くでも学校の勉強を消化していくという決意でのぞんでください。厳しい言葉を並べましたが、自分からわかる喜びを知った人は、けっこう充実して和気あいあいとやれています。学校での授業がわかってくれば自信も出てきて、学校の授業を受けるのが楽しくなります。